アッサラーム・アレイコム
アラブ料理研究家のファラウラです。
リサーン・アスフールとは、アラビア語で【すずめの舌】。
すずめの舌のスープ!!!
すずめの舌のように小さいお米型のパスタです。
ほんとにすずめの舌を引っこ抜いてるわけではありませんよ。想像しただけでかわいそう…
舌切り雀のお話を思い出してしまいました。
でも、牛タンはおいしく頂くし、矛盾してますけどね。
エジプトでとてもポピュラーなこのスープ、色んなところで飲み、たくさん習いました。
トマトが入っているもの、入ってないものなど、バリエーションがあります。
その中で、ファラウラがとても気に入っているレシピをご紹介します。
カイロではなく、バハレイヤの田舎で住んでいた時に、まだ高校生の可愛いAちゃんが、どうしてもファラウラにリサーン・アスフールスープを教えたいと、作ってくれた思い出の味になります。
※リサーン・アスフール(パスタ)は日本で簡単には買えないので(新大久保にはあるかもしれません)、リゾーニや、オルゾーなど、お米の形のようなパスタで代用して下さいね。

材料
リサーン・アスフール(パスタ) 1/4カップ
バター 大1
サラダ油 小1
トマト 1個
トマトペースト 大1
水 500ml
コンソメ 2個
ローリエ 1枚
カルダモン(粒) 2粒
黒こしょう 少々
ライムかレモン 適量
作り方
- お鍋にバターでリサーン・アスフールをきつね色になるまで炒める。
- トマトペーストを入れて少し炒める。
- 水、コンソメ、ローリエ、カルダモン(粒)を入れて、トマトをすりおろす(皮は残す)。
- リサーン・アスフールが柔らかくなるまでしばらく煮て、黒こしょうで味を整える。
- 器に盛り、ライムかレモンをギュッと絞る。



ファラウラがまだエジプトに行きたての頃に習い、美味しいし、ぜひ自分でもすぐ作りたかった時、何でかは忘れたけど、たまたまそこまで知り合いでもないエジプト人の家に行き、
「リサーン・アスフールスープ作れるで」と言ったら、「嘘だ、嘘だ~」と言われ、
じゃあ、今から作るわとキッチンを借りて作ったんです。
なんと!!嬉しいことにそのエジプト人が絶賛してくれました。
ママのより好きかもとまで言われ、まぁそれはお世辞でしょうけど(笑)
そんなエピソードも思い出したスープです。
簡単なので、ぜひ作ってみて下さいね。